便秘に悩まれる方には大建中湯がオススメ

漢方薬の中で大建中湯をきいたことがあるでしょうか。この薬は昔から止瀉薬として使われ、医療用医薬品としても厚生労働省の認可を受けています。臨床の医療現場でも高齢者や小児・妊婦さんなどの患者さんが便秘に悩まれている場合に処方されることが多いです。
便秘薬にはさまざまな作用機序をもつものがありますが、大建中湯の作用機序はお腹のなかにあるガスを出して、便の排出を促すお薬になります。大建中湯は漢方で一般的に処方される便秘薬です。副作用には下痢、屁の頻発、腸内ガスによる膨満感などがあります。しかし、センノシドなどの腸刺激性の便秘薬と異なり漢方の便秘薬は薬理作用が生理的なため副作用は、過剰に心配する必要はありません。また、漢方薬の止瀉薬は酸化マグネシウムと併用されることが多いです。

酸化マグネシウムは腸内の水分を便に含ませることで、便を軟化させ排便を促す薬になります。この二つのお薬は医師からの処方でも自己調整で使われることもあるので、使いやすいお薬だといえます。

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